「ドグラ・マグラ」
「ドグラ・マグラ」読んだ。
面白そうやなって思って買ったものの、後ろに、「これを読む者は精神に一度は異常をきたすといわれている奇書。」って書いてあったから、読むのを躊躇ってたんやけど![]()
確かに、読み始めから謎だらけで、読んでるうちに分かったような気になるけど、さらに読み進むうちに私も錯覚してるだけの気がしてきて・・・の繰り返し。
脳髄の機能を、物を考える所やって間違って解釈した(脳髄のホンマの機能は、反射交換。)ことから、神の存在を否定し、唯心論が唯物論に変わったことで、医学は進んだけど、精神学が取り残されて、精神異常者のきちんとした原因の究明・治療がなされてない現状になったと悟ったM博士が、精神学の復権を目指して、と同時に、今後出てくるであろう犯人なき犯罪(精神学を応用した犯罪)に警鐘を鳴らすために、我が子を実験台に、我が子に精神異常が起こるきっかけを与えて、発狂(夢遊病による殺人)中、治療中、完治間近までを全て観察、記録して、その子が治る(Mが父親やと知って、Mがしたことがわかる)頃にはMは自殺してた。
ってゆうのが、大方のストーリーやけど、それが全部、胎児が胎内で見る「胎児の夢」やったってゆう結論。
「胎児の夢」ってゆうのは、Mの卒業論文のタイトルで、Mがゆうには、胎児は、胎内に種として入ってきてから、人類の進化の過程を夢で体験するらしくて、その内容はほぼ祖先が犯してきた原罪(悪夢)らしい。生まれるまでたったの10ヶ月で、単細胞生物から親の代の人間まで全部を体験するのは不可能やってゆう反論も、頭が唯物論に支配されてるから、時間が一定やってゆう概念に捕らわれてるだけ、らしい。
ってか、これが、精神学が確立してない昭和10年に書かれたってことが何よりの驚きやわ![]()
久々に読み応えのある本やった![]()
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